2025年7月、成信実業株式会社は「グローバル・リサイクル・スタンダード（Global Recycled Standard、略称GRS）」の認証を正式に取得し、グリーン製造と資源循環利用への確固たる取り組みを明確に示しました。GRSは国際的に認められた環境認証基準であり、リサイクル素材の含有率、環境に配慮した生産プロセス、社会的責任、化学物質の管理などを網羅しており、環境配慮型製品のトレーサビリティを保証するものです。

       成信実業は、認証取得にあたり、リサイクル原料の調達元から厳格に管理し、完全なサプライチェーンマネジメント体制を構築しました。原料の追跡可能性を確保し、使用過程が法令を遵守していることを保証するとともに、製造過程では環境保護と労働者の権利にも配慮しています。廃棄された封止材（EMC）の受け入れ、生産、球状シリカ製品の検証から出荷に至るまで、すべての工程がGRSの高い基準に準拠しており、環境および品質基準への適合性を確保すると同時に、成信実業がグリーンサプライチェーンのリーダーであることを強調しています。
 

       成信実業は、低炭素かつ省エネルギーのグリーン製造プロセスを採用し、半導体封止材廃棄物を電子グレードの球状シリカへと再生しています。この高品質な球状シリカは、半導体封止材料業界、銅張積層板業界、塗料、ゴム、プラスチックなど多様な分野で活用可能です。高性能かつコストパフォーマンスに優れた国産サプライチェーン製品を提供することで、資源活用の最大化と低炭素な循環経済の実現に貢献しています。

       今回のGRS認証取得は、成信実業にとって品質保証と持続可能な実践の両面における重要な認証であり、国際的なグリーン市場へと歩みを進める大きなマイルストーンです。今後も成信は、技術開発とイノベーションを強化し、リサイクル材料の応用範囲を拡大するとともに、低炭素かつ高効率なグリーンソリューションを推進していきます。また、世界中の顧客およびパートナーと連携し、持続可能な産業エコシステムの構築に努め、企業成長と環境保護の両立を図りながら、持続可能な経営に向けて着実に前進してまいります。




写真1：ビューローベリタス（Bureau Veritas）は、GRS認証書を成信実業に授与しました